メタボリック

メタボリック(メタボリック症候群、内臓脂肪症候群)らしい。どうやら…

メタボリック症候群だとハッキリと言われたわけではないが、「メタボ気味なんで、生活習慣を見直してみてください」と健康診断で宣言された。

自分としては、痩せてはいないけど、そんなに太っているとは思っていなかったため(年相応にお腹は出ているが…)、正直、ショックだった。

メタボか、そうでないかは、単に身長と体重との比率から見た太っている、痩せているとの基準とはちがうとのこと。
メタボリック症候群というのは、内臓(特にお腹のまわりに)脂肪がついていてる状態をいい、そのためにイロイロと良くないことが起こる原因になるらしい…
例えば、動脈硬化とか、心筋梗塞とか、狭心症とか… 暗くなるのこのくらいにしておこう。

落ち込む自分に、医者は、「でも、40歳以上の男性の2人に1人は、メタボリック症候群か、その予備群なんですよッ」と明る言い放った。

「予備群、なにそれ、あいまいだな〜? 2人に1人ってことは、別に普通ですよね? それって、本当に病気なんですか!」と突っ込みたくなったが、メタボ、動脈硬化、心筋梗塞で死亡との最悪のシナリオを想像してしまい、いつになく素直に、
「でも、手遅れとか、そういう訳ではないですよね」と空元気で質問してみた。

「たぶん、まだ、大丈夫でしょう。でも、生活習慣を変えなければ、しりませんよ。」と医者は神妙な表情で私に告げた。

 

メタボリックを解消するには

自分:「メタボリックを解消するには、生活習慣を変える、要はダイエットをすれば、良いってことですよね?」

医者:「そういう安易な人が多いんですよ。メタボと診断されるとダイエット、ダイエットってメチャクチャで体に悪い運動をしたり、変なサプリメントに頼ったり、あげくのはてには、バナナだけ食べれば良いでしょとか。全く困ったもんです…」

午前の問診は自分が最後らしく、自分にはしっかりと説明をしてやろうとの気になったらしい。
最初に会ったときは、正直、こんな若造で大丈夫かと思ったが、ハッキリと物を言うところが信用できる。メタボリック症候群から抜け出すためにも、ここは、この医者の話をしっかりと聞いておこう…とは思い、自分は医者の話に耳を傾けた。

 

メタボリックとダイエット

自分:「ダイエットは意味ないんですか? ダイエットで内臓脂肪を落とせばメタボリック症候群も解消ですよね?」

医者:「確かにそうですよ。けれども、女性誌やテレビに出ているようなダイエットは、美容のために体に負担をかけるやり方も多いんですよ。それに、2週間で10キロ痩せたとかありえないですよ。医者の自分に言わせれば、2週間で10キロ痩せるなんて体に良いわけがない。芸能人やモデルなら仕事のために痩せるけど、普通の、特に30歳以上や、40歳台の場合は、美容を目的とするのではなくて、健康を目的とダイエットをしなくちゃダメです。」

自分:「健康を目的としたダイエットですか?」

医者:「本当は、ダイエットって言いたくない。メタボ解消のためには、生活習慣の改善と、体質の改善が必要なんです。ただ、わかりやすように、ダイエットって言葉を使っただけです。」

自分:「それで、メタボ解消のためには、具体的にはどうしたら良いんでしょうか?」

 

メタボリック症候群から抜け出すために

先生:「メタボリック症候群を解消するには、食事の改善も必要ですが、痩せなければならない理由をハッキリと自覚することや、体質改善も必要です。それに、食事を変えるだけではなくて、運動もしてください。」

自分:「…… 何かこれだけやれば良いとか、これだけ飲めば良いっていうサプリメントとかないでしょうか?」

先生:「ないですよ、そんな物(チョッと不機嫌?)。 安易なんです。かえって健康を損ねますよ。運動も汗が噴き出すような激しい運動をすれば良いとか、何時間もやらなれればいけないって訳ではなくて、毎日の生活の中に取り入れることが、メタボを解消するためには大事なんです。生活習慣と申し上げましたよね? いきなり奇跡のような効果を出そうとするのではなくて、少しずつ食事を換え、習慣を変えていくことが、結局は、メタボ解消のための近道なんです。 よろしいですか?」

イロイロとめんどくさいし、お金も時間もかかるってことか…
医者なら、もっとまともなことを教えろよ…

 

メタボリック解消、後日談

なんだかんだで、結局、若造の医者に説教をされ、来年の健康診断までに食生活を改善し、簡単な運動の習慣をつけることを約束させられてしまった…
大学病院から来てきるみたいなんで、来年の健診でこの医者にあたることは、おそらくないだろうし、もう会うこともないだろう。

むかつくところもあり生意気だが、言いにくいことを伝えてくれる良い医者にあたりラッキーだったと思うことにした。

その後、ビールを飲む量を減らし、スポーツクラブにも通い始めた。
それに、スポーツクラブは時間がかかるのので、毎日、家で簡単にできる運動を習い、簡単なマッサージの方法を取り入れてみた。

気がつけば体重は5キロ減っていたし、食事の習慣を変えたためか疲れにくくなり、イヤイヤやっていた運動も毎日の楽しみになっていた。
今となっては、厳しいことも伝えてくれた、あの若造の先生に感謝している。

 

追伸:
自分は、その時は盛り上がっても、飽きっぽい性格であるため、毎日、あきずにできる簡単にできることを取り入れることにした。 メタボの解消になるかどうかを考えすぎずに、とにかく、そのことを3ヶ月、続けることを目標に、毎日やってみた。
やってみての感想は、簡単なことでないと続けられないし、簡単なことなら習慣にでき、メタボリック解消のために役立つってことだ。
仕事や家事、それに子育で忙しい、お金がかかる、悠長に運動なんてしている時間がないなどの理由でメタボ解消をあきらめているのであれば、簡単なことから始めてみて欲しい。
簡単なことを続けるのは、かんたんなことではなかもしれないが、メタボリッツク症候群を解消するためには、結局はあの医者の言っていたことが正しかったんだと今は納得している。

⇒  メタボ解消とダイエットのための習慣形成